- オープン外構をおしゃれにしたい!
- 子供の飛び出しが気になる!!
- どんな侵入防止対策がある??
インスタや施工事例でよく見かける、開放感のあるオープン外構。「おしゃれ」「広々とした雰囲気」という印象から採用を検討する人は多い一方で、実際に検索してみると「侵入防止」「子供の飛び出し」「ストレス」といった不安ワードが並びます。なぜ、ここまで評価が分かれるのでしょうか。

はじめまして!今年で外構設計11年目のたけと申します。 現在は、自営業で関東関西の 外構業者の図面サポートをしています💻
作図実績累計1000件以上✍
新築外構やリフォーム外構、狭小
大規模案件と幅広く携わってきた経験をもとに外構工事のアドバイスをしていきます!
本記事では、オープン外構が【おしゃれに魅せる方法】だけでなく、【子供の安全面、防犯性の考え方、住んでから感じやすいストレス】まで、設計の視点で整理します。
この記事を読むことで、オープン外構が自分の家や暮らしに本当に合っているのかを、感覚ではなく判断基準で考えられるようになります。
結論として、オープン外構はデザインで選ぶものではなく、敷地条件や家族構成、周辺環境との“相性”で決めるべき外構です。
舗装にストレートな形状を使わない

まず、オープン外構をおしゃれにするには、なるだけストレートな形状を多用しないでください。駐車場は、OKです。曲線やクランクなどアプローチは、工夫しましょう。
理由は、単調になるから♨

立体物がなく直線だけだと、のっぺりした単調な庭・外構になってしまうからです。とにかく広々と使いたい人は別ですが。
オープン外構のおしゃれテクニック7選
2枚の写真を比較して好みの物があれば、自分の庭に取り入れてみてください
✅玄関ポーチは2方向を採用


✅アプローチ動線をストレートにしない


✅R(曲線)を積極的に使う


✅ゲートを作る


✅塀や植栽を使って遠近感を作る


✅あえて段差を作る


✅斜めの要素を取り入れる


オープン外構が向いている土地や人
オープン外構が向いている土地や人が分かるので自分に当てはまるか確認してみてください。
玄関から道路境界まで短い土地

玄関から道路境界線までの距離が短い土地では、オープン外構が向いているケースがあります。理由は、門扉やフェンスを設けることで動線が窮屈になり、かえって使い勝手や見た目を損ねやすいからです。限られた奥行きの中に門柱やアプローチ、植栽を詰め込むと、玄関まわりが圧迫され、建物の印象も重くなりがちです。
実際、奥行きのない敷地で無理にクローズ外構を採用した結果、「玄関前が狭く、毎日の出入りがストレスになった」という相談は少なくありません。その点、オープン外構であれば視線が抜け、敷地を広く見せやすく、動線もシンプルにまとめられます。
袋小路の住宅街

袋小路は地形的に閉塞感が出やすく、さらに外構で囲うと圧迫感が強まりがちです。開放的な外構にすることで、視線の抜けや採光、風通しを確保しやすくなります。加えて、塀や門扉を設けない分、駐車や切り返しがしやすく、奥まった敷地でも日常動線をスムーズに保てます。住民同士の距離が近い袋小路では、自然なコミュニケーションが生まれやすい点も、オープン外構と相性の良い要素。
出入り頻度が高い(朝夕に複数台の入替え、来客が多い)

門扉や跳ね上げ門扉があると、その都度開閉操作が必要になり、朝夕の忙しい時間帯では動線のロスや待ち時間が発生しやすくなるからです。特に複数台の車を入れ替える家庭や、来客が多い住まいでは、開閉の手間が積み重なり、思った以上にストレスになります。
オープン外構であれば、開閉レスでスムーズに出入りでき、車の切り返しや歩行動線も途切れません。
「見られる抑止」で防犯したい

防犯を「物理的に防ぐ」よりも、「見られている状態をつくる」ことで抑止したい人には、オープン外構が向いています。フェンスや門扉で囲わない分、通りからの視線が確保され、不審者が長く滞在しにくい環境をつくりやすいからです。
特に、人通りや車通りが一定数ある立地では、死角を減らすこと自体が防犯対策になります。そこに足元灯や壁面照明で夜間の視認性を高め、必要に応じて防犯カメラを組み合わせることで、「侵入しづらい印象」を与えることが可能。
オープン外構が向いてない土地や人
オープン外構が向いていない土地や人が分かるので自分に当てはまるか確認してみてください。
交通量の多い前面道路沿い

交通量の多い前面道路に面した土地では、オープン外構は不向きになりやすい傾向があります。通行人や車の視線が常に入り、リビングや庭が丸見えになりやすいためです。加えて、走行音や排気ガス、砂埃、夜間の車のライト反射などが日常的なストレスになりやすく、開放的な外構ほどその影響を受けやすくなります。
このような立地では、道路側の一部をセミクローズ化する考え方が現実的です。高さ1800〜2000mm程度のフェンスや植栽で視線を遮ることでプライバシーを確保します。
特に南道路でリビング南面に大開口を設ける場合、日当たりの良さと引き換えに、オープン外構では生活の落ち着きを失いやすい点に注意が必要。
夜間が暗い・街灯が少ない地域

夜間に暗く、街灯が少ない地域では、オープン外構は注意が必要です。人通りがほとんどなく、周囲から「見られている」状態がつくれないため、オープン外構本来の抑止効果が機能しにくくなります。結果として、夜間は敷地が無防備に見え、防犯対策を施さない場合、かえって狙われやすくなるリスクがあります。
このような立地では、夜間の明るさを前提にした外構設計が欠かせません。センサーライトで人の動きを即座に照らし、防犯カメラで記録と威圧を行うことが必須。
オープン外構を成立させるには、昼間の見た目だけでなく、夜間に「人の気配が感じられる環境」をつくれるかどうかが判断基準になります。
坂道・傾斜地にある敷地

坂道や傾斜地にある敷地では、オープン外構は不向きになりやすい条件のひとつです。高低差の影響で雨水や土砂が敷地内に流れ込みやすく、外構が汚れやすいだけでなく、路面が滑りやすくなるリスクがあります。塀や囲いのないオープン構成では、排水経路や雨仕舞をコントロールしづらく、想定以上にメンテナンス負担が増えるケースも少なくありません。
このような立地では、完全なオープンにこだわらず、門袖や花壇で排水を受け止めるラインをつくることが有効です。加えて、インターロッキングや透水性コンクリートを採用し、水の流れを制御することで、汚れや滑りを抑えやすくなります。
傾斜地では「開放感」よりも「水の動きを管理できるか」を優先して外構形式を判断することが重要。
子供飛び出し対策
オープン外構を選ぶなら、子供の飛び出し対策をする必要があります。土地選びや設計の段階で出来る対策もあるので早い段階で知識として知っておいてください。
簡易ポールにネットをつける


ホームセンターなどで売っているチェーンポールに防球ネットを簡単に通して一時的に壁を作るのがお手軽な対策になります。必要ない際は、物置やストックヤードに置いておけるからです。
玄関ポーチやアプローチをクランクにする


玄関ポーチやアプローチがストレートだと家を出てすぐ駆け出してしまい非常に危ない。玄関ドアと道路境界線が近い住宅は特に注意してください。
土地選びから、歩道付きの土地にする

オープン外構を選ぶ場合は、歩道があって車道がある土地を選ぶことが重要。車道の前に歩道があると駆け出しても緩衝地帯として機能するので、すぐに車道となる土地に比べると大事故につながりにくい。
侵入防止対策
オープン外構を選択するなら、3つの侵入対策が必須になります。
車止め(上下式チェーン内臓タイプ)

オープン外構選ぶ方は、一番必須になります。道路状況にもよりますが、車がすれ違うのが厳しい場合は、敷地に入ってくる車が多いです。立ちっぱなしのタイプは、駐車に邪魔になることもあり景観としても避けたいところです。おすすめは、地面にしまうことが出来る上下式でチェーン内臓タイプ。 画像は、三協アルミビポールの上下式チェーン内臓商品。
防犯カメラ&センサーライト


オープン外構は、日中は人の目が防犯システムとして機能しますが、夜間は、それが機能しないのでセンサーライトと防犯カメラは必ず設置してください。センサーライトは、後付けでも設置可能なので勝手口や掃き出し窓近くに設置しましょう。
インターフォンだけ道路境界に

オープン外構必須項目
オープン外構を選択するなら、以下3つは必要になります。
目隠しフェンス

開放感は、素晴らしいけど丸見えは、正直困る。そう思う方がほとんどです。向かいの家が近くて人通りが多いなら、縦板フェンスがおすすめ。(隙間は狭め)向かいの家が近くて人通りが少ないなら横板フェンスがおすすめ(隙間は狭め)向かいの家からの視線は、気にならず、人通りが多いなら、縦格子フェンスがおすすめ。もし、予算が潤沢にあるなら三協アルミのエルファードM5型がおすすめ。縦格子フェンスなのに正面からの視線もカット出来て人通りからの視線もカットできる。人通りの方向も選べる。
オーニング

目隠しフェンスは、取り外したりの融通が利かないので、開閉の出来るオーニングもおすすめ。オーニングであれば、上側のみ隠せたり出来る。加えて近隣の2階からの視線も隠せます。台風などの影響を強く受けるので悪天候の際には閉じるようにしましょう。
ブロワーバキューム

オープン外構は、落ち葉やゴミの出入りがとても多いです。燃えるゴミの日など、破片がよく庭に入ってきてイラっとすることもあります。ほうき&ちりとりで毎回掃除するのも大変なので買っておいて損はありません。ブロワー機能でサッと集めて、バキューム機能で一気に吸い取ると時間短縮にもなる。使わない時は、物置やストックヤードに。
まとめ
- おしゃれにしたいなら、7項目に着目してね!
- 子供の飛び出しは、土地選び&階段アプローチの形状で対策しよう!!
- 侵入防止対策は、ボールや防犯商品と配置場所で対策!!!

実は、オープン外構は考えることたくさん。
逆算して早めに外構考えてね!
↓外構工事の一式の相場観を知りたい方は必ず以下記事でチェックを✅
↓あなたの土地が高低差あるなら、必ず以下記事でチェックを✅




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