【外構業者選定ガイド】業者の特徴を比較!おしゃれ外構へはじめの一歩

基礎知識

「外構の見積をとったけど、業者ごとに金額がバラバラでよく分からない…」
「おしゃれな外構にしたいけど、どの業者に頼めばいいの?」
そう悩む方はとても多いです。外構工事は家づくりの中でも特に専門性が高く、業者によって得意分野や金額の出し方に大きな差があります。
この記事では、外構業者ごとの特徴や見積金額の違い、工事の傾向などを分かりやすく解説しています。
読めば、ただ安いだけで決めて後悔することなく、自分に合った業者選びのポイントが明確になります。
おしゃれで実用的な外構を叶えるには、まず「業者選び」と「見積の見方」を知ることが第一歩です。

<strong>たけ</strong>
たけ

はじめまして!今年で外構設計10年目のたけと申します。            現在は、自営業で関東関西の外構業者の図面サポートをしています💻     作図実績累計1000件以上✍

新築外構やリフォーム外構、狭小、大規模案件と幅広く携わってきた経験をもとに外構工事のアドバイスをしていきます!

外構業者

外構工事を検討しているけれど、「どこに頼むのが一番いいのか分からない…」と悩んでいませんか?
そもそも、外構工事を請け負う業者にはどんな種類があるのか、よく分かっていないという方も多いのではないでしょうか。

筆者の結論は明快です。おすすめは“近所の外構専門業者”一択
この記事では、コストパフォーマンスに軸を置いて、どこに依頼すべきかを端的に解説していきます。

「餅は餅屋」という言葉があるように、外構だけを専門に、長年設計・施工を手がけてきた業者には、やはり他では太刀打ちできません。
適正価格で、確かな技術と提案力を求めるなら、まずは地元の外構専門業者を検討すべきです。

ハウスメーカー(提携の外構業者)

まず最初にお伝えしたいのは、ハウスメーカー経由の外構工事は最も割高になるケースが多いということです。
その理由は明確で、提携している外構業者の見積に対して、ハウスメーカーが3~4割の利益を上乗せして提示する仕組みになっているためです。

実際、ハウスメーカー提携の外構業者に勤務する知人の話では、「利益を乗せすぎだ」とハウスメーカーにクレームを入れたこともあるとのこと。

具体的には、アルミ商品などの資材は、通常の見積では定価よりも安く提示されるのが一般的です。
しかし、ハウスメーカー側が過剰に利益を上乗せしてしまい、材料費だけでほぼ定価になっていたという例もあるほどです。

外構専門業者(自身で直接依頼、提携なしの外構業者)

コスト面で優れている理由は、どこにも仲介を通さず、施工業者が直接やり取りしているためです。
そのため、工事費に上乗せされるのは施工業者自身の利益だけ。余計な中間マージンが発生しません。

外構業者には、自社の職人だけで対応している会社もあれば、職人作業をすべて外注している会社もあります。体制には違いがありますが、いずれにしても第三者を介さず直接契約できる点で、相対的に費用は抑えられるのが特徴です。

仲介を挟まないことで、価格も明快で、施工の意図が伝わりやすいというメリットもあるのです。

一括見積業者、FC店舗

この場合、外構業者を統括する仲介会社が存在しており、その会社が外構業者の作成した見積書に1〜2割程度の利益を上乗せした金額が、最終的にあなたの手元に届く仕組みです。

コスト面で見ると、自分で外構業者を直接探すケースに次いで、比較的安く済む選択肢といえます。
もし、紹介された業者のデザインや担当者に納得でき、金額にも不満がないのであれば、十分に選択肢の一つとして検討に値します。

今後の記事では、こうした一括見積サービスやフランチャイズ型店舗(FC店舗)の上手な活用法についてもご紹介していく予定です。

リフォーム業者

住宅のリフォームを同時に検討している場合は、外構工事とのセットで割引交渉ができる可能性があるため、検討の余地があります
実際に筆者が相見積もりを行ったお客様では、先に見積依頼していた業者と100万円もの差が出たことも。
このときはフランチャイズ(FC)経由での依頼でしたが、もし直接契約であれば、さらに価格差が広がっていた可能性もあります。

ただし、そのお客様は住宅リフォームを含まず外構工事のみの依頼だったため、割高になった可能性も否定できません。
重要なのは、その業者が住宅リフォームの「ついで」に外構を扱っているのか、外構に本格的に力を入れているのかを見極めること。

その判断には、公式サイトやSNSの施工事例・発信内容を見るのが効果的です。施工実績や比率から方向性が見えてくるでしょう。

ホームセンター

実際のところ、ホームセンター自体に外構部門や職人が在籍しているわけではありません
多くの場合は、提携している外構業者へ外注する形で工事が行われます。

そのため、実質的にはハウスメーカー提携の外構業者と同様の構造と言えるでしょう。
ただし、違いとして挙げられるのは、ハウスメーカーのように3〜4割もの利益を上乗せしてこない点です。

とはいえ、直接外構業者に依頼するよりは割高になるケースが多いため、コストを重視する場合は慎重に比較検討する必要があります。

その他(土木業者、造園業者、建材屋、解体業者、窓枠業者)

実は外構工事は、参入障壁が比較的低い分野です。
そのため、土木業者・造園業者・建材屋・解体業者・窓枠業者などが、元々の業種をベースに外構工事へ応用的に参入しているケースも珍しくありません。

職人は基本的に器用なので、ある程度の工事はできてしまうことが多いです。
しかし実際には、外構工事の中でもアルミ製品の加工や設置など、専門性が高い分野が苦手なケースも少なくありません**。

そういった部分は別業者へ外注せざるを得なくなり、結果的にコストが割高になったうえに仕上がりの完成度も今ひとつ…という残念な結果になることもあります。

外構工事は、誰がやっても同じではないという点を押さえておくことが大切です。

まとめ(再確認)

外構工事を依頼するうえでのコストパフォーマンスの高い順番は、以下のようになります。

外構専門業者 > 一括見積・FC経由の外構業者 > ホームセンター > リフォーム業者 > ハウスメーカー提携業者 > その他の業者

つまり、左に行くほどコスパが高く、右に行くほど割高になりやすいということです。

外構専門業者以外は、基本的に本業が別にあり、その“ついで”として外構工事を受けている場合が多くなります。
本業ではないため、全ての工事を自社でこなすことができず、一部または全てを外注に出すことに。
当然ながら、外注が入る分だけ費用も上乗せされてしまいます。

そのため、コスパ重視で外構工事を検討するのであれば、最寄りの外構専門業者に直接依頼するのが最も合理的な選択肢と言えるでしょう。

<strong>たけ</strong>
たけ

誰に頼むかで金額は変わる、餅は餅屋に!

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